築上町視察
だいぶ寒くなってきましたね。
もう朝布団から出るに出られない季節となってきました。
さて、今日は朝早起きして築上町へ視察に行きました。
何の視察かというと「養鶏場」。
でも、ただの養鶏場ではないんです。
そこの養鶏場では、飼料用米で育ったニワトリさんたちがいるのです。
視察の主な内容は
①飼料米・トウモロコシ給与の鶏舎の視察
②自家配合飼料製造施設の視察
③鶏糞感想施設の視察
でした。
①では、鶏舎の中にカゴに入れられたニワトリさんたちがびっしり!!
飼料米用の鶏舎とトウモロコシ用の鶏舎と二つ見学しました。見た目はどちらもあまり変わらず・・・。
農家さんの話によると、米を与えることでリノール酸が減り、オレイン酸が増え、健康に良いとか!
②では配合飼料の原料を見せて頂きました。
飼料用米の他に、大豆かす、カキ殻、炭酸カルシウムetc...を自家配合しているそうです。
しかも、それらの原材料は全て廃棄用をもらってきているので全部タダ!!
エコですな。
③では鶏糞が肥料になる過程を見せていただきました。
だだっぴろーいビニールハウス内にまんべんなくフンが敷かれ、機械から出ている足?のようなものがたくさんフンを踏んづけまくっています。
でかーい扇風機がゴーッと音を立て強い風を起こし、乾燥させているようでした。
飼料用米で育ったニワトリの糞は、トウモロコシのそれと比べて、硬く、水気が少ないので乾燥しやすいそうです。やはり米の方が繊維質が多く、それが影響しているのでしょう。
見学盛りだくさんのあとは、な、なんと、食べ比べ!!
トウモロコシで育ったニワトリと米で育ったニワトリを、刺身やバーベキューや生卵かけご飯やらで食べ比べました。
肉のほうは、米のニワトリの方が少しプリプリ弾力がある感じでした。
味はあまり変わらないと思ったけど。
生卵は如実に違いが出てました。
まず、色が米の方が若干薄い。そして、味は米の方がやはり薄い。良い言い方をすればまろやか、でしょうか。
生卵はトウモロコシの方が有利な気が・・・。
最後のデザートでは女性に人気が出そうな「米粉ロール」。
これはめちゃめちゃ美味しかった!!
ふんわり、しっとり、しなやか〜でした。
今回の視察、色々と勉強になり、面白かったです。
取材の方も来られてました。NHKだとか。
あと、飼料用米普及のためのビデオを作るとかで、教授と私はその取材なんかもされちゃいました。
来年あたり、都心部の大画面やら、大型ビジョンのCMにも使うかも〜みたいなことを言われてたので、内心「マ、マジで!?」と冷や汗ものでした。
晩御飯には、父お手製の鶏のから揚げも出てきて、今日は鶏尽くしの一日でした。
鶏さん、ありがとね♪