研究考察2


前回の続き。


またまた閲覧者には配慮していない内容となっています。


ご注意を。







指摘②

支払い意志額(WTP)は不安定なものだから、同じような研究を行った牛肉のWTPとの

比較研究もすべきである。







私もこれには賛成。

WTPは不安定、つまり、何回計測しても同じ結果が出るとは限らないものである。

そもそも、WTPは人に直接アンケートで尋ねるので、

場合によってはセレクションバイアス(選択誤差)が生じてしまう。

私の研究も大手百貨店で行ったので、回答者は富裕層寄りになっているだろう。






それらを内部化(考慮)せずに研究として発表してよいものなのだろうか。

できるだけ、物事を平均的、普遍的に捉え、ある程度一般論として言えるレベルまで持っていった方が

研究としてのクオリティは高いような気がする。





とは言ったものの、全国民にアンケート調査を行うことは物理的に無理である。

今回は研究というよりも、マーケティングを行ったということにしておこう。

あらかじめ富裕層をターゲットにしているので

そのセグメント(層)についてのWTP影響要因を調べることで

どういった富裕層の人が研究牛肉に高い価格をつけてくれるのか

マーケティング調査を行った。


だな。





(つづく)